こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
野生動物の家畜化「家畜化症候群」についてです。
いつもは人の話を取り上げていますが、
今回は動物の話です。
人は1万5000年の間で、
いくつかの野生動物を自分たちの近くで飼うことを
してきました。
犬、牛、豚、鶏、羊、馬などなど、
しかし初めは野生動物だったわけですから
人間の思うとおりには
すぐに手なずけることは難しかったはずです。
これは私たちの先祖が、
比較的おとなしい個体を選んでは、
選択的に交配をさせ今の人間と動物の共生が完成した
と言われています。
狼が人間に飼われてからやがて犬に変化したように、
イノシシがやがて豚に変化したように、
動物の行動だけではなく容姿まで変化していきます。
このことを家畜化症候群とよびます。
野生動物が
家畜化された時、共通された特徴が現われます。
いずれも白い斑と垂れた耳、
あるいは小さい脳と短くなった吻になります。
この変化は定期的に人間との関わりがある野生動物であれば、見られるものであり、
ネズミなどでも確認されています。
またロシアの観察では「従順なキツネ」を求めて、
おとなしいキツネを交配し続けた結果
そのキツネの子どもは犬化したといわれています。
まえだ治療院 院長 前田諭志