こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「神経質な人ほど現実逃避する」についてです。
これは最近の新型コロナウィルスの感染拡大において
米国が性格傾向による行動の違いを研究したものです。
例えば
ソーシャルディスタンスを必ず守る性格傾向は?や
マスク着用は?外出の自粛は?など
新型コロナウィルスは世界的なパンデミックであり、
誰もが未経験の未曾有の出来事です。
それに対しての性格的行動分析の研究です。
普段から神経質な人であれば、
今回の出来事に対して一般より過度に反応して
外出自粛やマスク着用の徹底などしそうなものですが、
結論からいってしまうと結果は逆です。
新型コロナに対して
「全く対策しない」という人が大半だったそうです。
神経質な人は、
衝動性や不快な感情(不安・心配・恐怖・怒り・悲しみなど)を感じやすい傾向によって特徴づけられます。
そうであればなおさら不安・心配・恐怖の感情から
徹底したコロナ対策をするように思いますが、
実際はこうした嫌な感覚から逃れるために、
「きっと自分は大丈夫だろう」
「コロナはたいしたことない」
など希望的観測を抱いたり、
物事を放棄して新型コロナなど
なかったかのようにしてしまったりする傾向が見られました。
神経質な人は、
パンデミックをまず否定したり、現実逃避したりして
反応する傾向があったと研究で明らかになっています。
みなさまの周りの普段から神経質な人はどうでしょうか?
研究の結果では新型コロナに対してしっかり対策するのは、
誠実性の性格傾向の人と調和性の性格傾向の人になっています。
集団・組織を大切にし、
他人を信用したいという性格傾向の人たちです。
まえだ治療院 院長 前田諭志