今回は「直接体験と観察学習」についてです。
人は一生涯かけて学習していく生き物です。
これは学校の勉強で知識を学ぶことにとどまらず、
経験を通して態度や行動などを
身につけるシステムを心理学では「学習」と呼びます。
自分が体験したものが「直接体験」
人が体験しているのをみて間接体験されたものが
「観察学習」です。
例えば
Aくんが犬に噛まれた/
BくんはAくんが犬に噛まれるの見た
Aくん直接体験として
犬に噛まれて「犬って怖いな、気をつけよう」
Bくんは観察学習として
「犬って怖いな、気をつけよう」
のように直接的に体験されなくても
同じ結果の学習が行われたことになります。
これは兄弟で
兄姉より弟妹の方が立ち回りが上手だったりするのは、
兄姉が親に怒られているのを見て
「これをすると怒られるんだな」と
観察学習しているからです。
まえだ治療院 院長 前田諭志