こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
「人間作業モデル」
についてです。
何度か人間作業モデルのことを取り上げてきましたが、
今回は人間作業モデルの構成要素をお話出来ればと思います。
人間作業モデルは我々が日々生活していく中で、
「うまく出来ていること」
「うまく出来ないこと」
「生活に支障が出ている」などを
細かく分析することができます。
大きく
「意志・習慣化・作業遂行(技能・環境)」
にわかれ、さらに
意志は
「意志・個人的原因帰属・価値・興味」
習慣化は
「習慣化・役割・習慣」
作業遂行の
技能は「遂行能力・運動・処理・コミュニケーション・交流・社会的交流」
環境は「物理的環境・社会的環境・作業行動環境・空間・対象物・作業形態・社会集団」
から構成されています。
日々の生活がうまく行えているのであれば上記の内容が整っていると言えます。
逆にうまくできていないこと、生活に支障が出ているなどのように感じられるのであれば上記の内容が整っていないか、著しくひとつの項目以上が阻害されています。
例えば
環境に含まれる「対象物」ですが、これは道具や日用品などの生活の一部になるものを指します。
「電話をかける」を例に出すと、そもそも電話がなければ「電話をかける」ことは絶対に行えないことになりますし、「文字を書く」でも書く道具がなければ書けないはずです。
また「社会集団」は、家族や友達などのことを指しますが、自分がしようとしていることに家族や友達が強く反対している、もしくは邪魔されているのであれば物事はスムーズには進まないはずです。
また自分自身の話ではやろうとする意志がない、無価値に思う、興味がないとなれば物事が積極的に行われることはないはずです。
このように人がなにかをしようとした時、またはしている時にはこれだけの構成要素が常に働いています。
「なんだかうまくいかないな」と感じている方は、阻害している項目を改善すれば物事が好転するかもしれません。
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まえだ治療院 院長 前田諭志