こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「賭博者の誤謬」についてです。
誤謬(ごびゅう)という言葉は「まちがい」の意味になります。
ただの言い間違えや人違い、クイズ問題に対して不正解だったというような
間違いではなく、「考えや知識などの誤り」の時に使われます。
誤謬はその人その人の思考傾向の偏りであったり、
過去の出来事が未来の結果にも影響を与えると考え信じてしまうことです。
賭博者で誤謬が起こると
「運の流れが変わって次は絶対に来る!次は当ててやる!」
とあくまでもポジティブな思考の偏りがうまれ、
「次は絶対に!」
と錯覚させてしまいます。
例えばコイン投げをし連続して「表」が5回出たとします。
次は「裏」が出ると思いますか?
それともまた「表」が出ると思いますか?
答えは「誰にもわかりません」
確率の話で言えば50:50です。
コインの表も裏も出る確率は50%ですが、
「次はさすがに裏が出るだろう」や「次も表だ」と
思ってしまうのは、
あくまでも人の心理的なもので、仮に予想が当たったとしても
それは「たまたま」です。
賭博者の誤謬と似たものに、
ホットハンドの誤謬というものがあります。
これは普段であれば続かないことが続いた時に
「また次も起こるんじゃないか?」と思ってしまうものですが、
これもまたその人がそう思いたいだけであって、
気のせいです。
まえだ治療院 院長 前田諭志