みなさん、こんにちは、まえだ治療院です。
✔ 肩こりや腰痛がなかなか改善しない
✔ 病院では異常がないのに、いつも体がだるい
✔ ストレスがかかると、必ず体調が悪くなる
このような不調に心当たりがある方は、
もしかすると**「ファシア」**という身体の組織に原因があるかもしれません。
今回は、いま世界中で注目されている
「ファシア(Fascia)」について、
整体師の視点から詳しくお伝えします。
あなたの不調の根本に気づくきっかけになるかもしれません。
■ ファシアって何?
~体を全身で繋ぐ「第2の骨格」~
ファシアとは、筋肉・骨・内臓・血管・神経など、
体中のあらゆる組織を包み込み、
つないでいる結合組織のネットワークです。
たとえば…
筋肉を包む「筋膜」
内臓を支える結合組織
骨や血管、神経の周囲
すべてがファシアでつながり、
途切れることなく全身に広がっています。
まるで「みかんの薄皮」のように、
身体の中を層になって包み、支えているのです。
このファシアこそが、
身体全体の構造やバランスを支える「第2の骨格」として、
今とても注目されています。
■ ファシアの驚くべき役割とは?
ファシアは、単なる「包み」ではありません。
実は、体と心の両面に関わる、重要な働きを担っています。
1. 体のバランスと動きの要
ファシアが柔らかく滑らかに動くことで、筋肉・関節の動きがスムーズに保たれます。
2. 感覚・情報伝達のネットワーク
痛みや姿勢、体の位置などを感知する感覚受容器が無数に存在。まるで「情報の高速道路」のように、身体と脳の連携を担っています。
3. 内臓機能のサポート
内臓もファシアに包まれており、ファシアの状態が内臓の位置や働きに直接影響します。
4. 血流・リンパの流れを整える
柔らかいファシアは、血管やリンパ管を圧迫せず、循環を促進。老廃物が排出されやすく、回復力が高まります。
■ 「心と体をつなぐ鍵」がファシアである理由
ファシアは、ストレスや感情の影響を受けやすい組織でもあります。
▷ ストレスで固まるファシア
精神的ストレスがかかると、交感神経が優位になり、ファシアがギュッと緊張・収縮してしまいます。
▷ ファシアが記憶する「感情」
長期間のストレスやトラウマは、ファシアの癒着や硬さとして体に残ることがあり、不調の原因になります。
▷ 自律神経の乱れとも深く関係
ファシアの緊張は神経にも影響を与え、イライラ・不安・不眠などの自律神経症状を引き起こすことも。
■ もしかしてあなたも? ファシア不調チェックリスト
当てはまる項目が多いほど、ファシアのケアが必要かもしれません。
□ 肩や首が常にガチガチ
□ 腰のだるさや痛みが慢性的
□ 身体がいつも疲れていて重い
□ 同じ姿勢でいると固まる
□ 呼吸が浅く、深く吸えない
□ 手足の冷え・むくみが気になる
□ イライラしやすく落ち込みやすい
□ ストレスで体の一部に痛みが出る
□ 猫背や姿勢の悪さが気になる