こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
「ストレス・感情による
内臓機能の低下」
についてです。
みなさんも、一度くらいは「ストレスで胃が痛い」
という言葉は聞いたことや、実際に自分がそうだと言う方もいらっしゃるかと思います。
最近増加している過敏性腸症候群なども、心理的なストレスが関与して症状が起きていると言われています。
私たちの内臓は自律神経によって支配されており、自律神経は興奮している時に働く交感神経とリラックスしている時に働く副交感神経に分かれます。
この交感神経と副交感神経は自律(自立)して私たちの意志とは関係なく、勝手に適宜切り替わっています。
内臓は自律神経の中でも、副交感神経の働きにより日々動いています。
喜怒哀楽などの感情が揺れ動く時は交感神経が優位になっています。
日頃ストレスが多く、感情が揺さぶられ続けていると、
交感神経ばかりが優位になってしまい、副交感神経に切り替わらないため、結果、内臓の機能は低下してしまいます。
これが
「ストレス・感情による内臓機能の低下」です。
日々のストレスからくる感情の揺れ動きはやがて内臓にまでダメージを及ぼします。
また内臓を傷める原因となる感情は、各臓器によって違いがあります。
詳しく見ていきます。
●胃と関連するストレスと感情
胃は人間関係、特に先輩や上司との関係でおこる
社会的ストレスが原因
もともとの自分のストレス耐性の低さや自信のなさ、
自己肯定感の低さなどが関連しています。
またこのようなストレスに対して、食べることで
ストレスの解消を行っていないでしょうか?
その場合、さらに胃に負担がかかります。
●大腸と関連するストレスと感情
ネガティブな感情、
特に悲しみに対して発散できていない。
このような状態を「感情の便秘」といいます。
大腸が排泄を行う臓器同様に、
感情も排泄していかないと溜まっていく一方です。
出すって大切
●腎臓と関連するストレスと感情
不安・恐怖・驚愕に反応して腎臓に負担がいきます。
心配性の方や、日頃ビクビクとしていることが
多い人は要注意です。
●肝臓と関連するストレスと感情
深い悩みや怒りを常に感じている場合、
肝臓に負担がいきます。
また怒りの発散にやけ酒をする人は
さらに肝臓に負担がいくため要注意です。
●胆嚢と関連するストレスと感情
浅い悩みや小さいイライラを感じている場合、
胆嚢に負担がいきます。
また胆嚢は肝臓にくっついているため、
小さいイライラも積もり積もって肝臓にまで、
負担がいくことになります。
●膵臓と関連するストレスと感情
極端・過度なストレス、
例えば家族・友人との死別や災害などで
自身が死んでしまうかと思うような経験などや、
精神的に不安定な時、自分のしたいことが行えず
欲求が制限されていることで、
膵臓に負担がいくと言われています。
また幼少期に親から「あれもダメ、これもダメ」と
過度に抑圧された生活をしていたことなども
関連していると言われています。
以上が一部になりますが、
ストレス・感情による内臓機能の低下のお話でした。
まえだ治療院では、筋肉、骨格だけではなく、
内臓にもアプローチしています。
また上級心理カウンセラーの資格も保有しておりますので、心身ともに診ることができる数少ない治療院です。
日頃、頑張るあなたに頑張らない時間を
まえだ治療院 院長 前田諭志