こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「ステレオタイプ」についてです。
より詳しく知りたい方は対人認知をお読みください。
ステレオタイプとは
ある集団のメンバーの属性や性格を、
その集団の持つイメージで
決めつけて考える傾向のことをいいます。
例えば「眼鏡をかけている人はインテリだ」
目が悪いこととインテリはイコールでないのですが、
そんな印象を持ったことはないでしょうか?
世界的には「日本人は無口で勤勉だ」と思われていますが、
実際はおしゃべりな人もたくさんいますし、
怠け者もたくさんいます。
一時的・部分的にしか接しない相手を理解しようとすると、人は相手に対して一面的になりがちです、
また限られた断片的な情報から、できるだけ早く相手の全体像をとらえようとするために、
「AはBである」と単純化された認知枠組み、
つまりはステレオタイプですが、
しばしば私たちはステレオタイプに頼ってしまいます。
ステレオタイプは私たちの対人認知を容易にしてくれる反面
その固定的で画一的な働きが、相手のありのままを把握する上では邪魔になります。
自分にはこんなステレオタイプがあるんだ
ということを自覚した上で、
必要に応じてステレオタイプを捨てることが大切です。
余談ですが、
「賢そう」と思う顔立ちとかあったりすると思いますが、
顔立ちと知能は全く相関性がなく、なんの根拠もありません。
まえだ治療院 院長 前田諭志