人間と犬、共に進化していた｜加古川の整体院まえだ治療院

こんにちは、まえだ治療院です。

今回は「人間と犬、共に進化していた」です。

今でもペットとして、なにより家族の一員として犬というのは人にとって欠かせない存在です。

それは今も昔も同じことで、古来より、人間と犬というのは友好的な関係を築いています。

犬はオオカミから派生し、なんらかの理由で群れからはぐれてしまったオオカミに人間がエサをあげて手なずけたことから、人間と犬の関係がスタートしたと言われています。

また人間が食べていた食事を消化吸収できるように進化したオオカミが、今でいう犬になったのだと言われています。

我々人間は、独自の知能、そして自然に生きる生物を服従させることで進化してきたと考えられていますが、そのことだけではなく人間の進化の裏には犬が大きく関わっていることわかっています。

今現在繁栄している人間はホモサピエンスになりますが、古代には他にもヒトがいました。

それがネアンデルタール人です。

ネアンデルタール人はホモサピエンスより、より原始的な生き方しか出来ないために自然淘汰で滅んだとも言われていましたが、最近では長きにわたり、両者が争っていた痕跡や、どちらとも甲乙付けがたい狩りの能力や道具を作る能力があったことがわかっています。

中石器時代、人間が遊牧をやめ土地に定着するようになった頃、オオカミの方から人間に近づいています。

食い残したものなど廃棄物を溜める習慣があった人間。

オオカミは自分で獲物を狩るより、人間が捨てた残飯を漁るようになっていきます。

オオカミは甘い誘惑に魅かれ人の居住地に近づくようになり、次第に人間をほとんど怖がらなくなっていきます。

また驚くことに、オオカミは人のジェスチャーを読み取り、人間の視線を追えるようになります。

これらのオオカミが犬化し、次の世代へと受け継がれ、人の文化へと深く根付いていったと言われています。

そしてネアンデルタール人との戦いの中で犬が活躍していきます。

約4万年前当時の地球には、ネアンデルタール人と人間両方が存在し、ネアンデルタール人もまた独自の進化をしています。

ネアンデルタール人と人間との大きな違いは、人間は犬と一緒に暮らし犬と共に働けるが、ネアンデルタール人は犬をほとんど扱うことができなかったことです。

人間は犬を狩りに用いることで食料生産が56% も増加させたことが分かっており、このことからも人間がネアンデルタール人との生存競争でかなり有利であったことがわかります。

その一方で、犬を操る能力がなかったネアンデルタール人は絶滅していきます。

もし人間も犬を操る能力がなかったのなら、人間もまたネアンデルタール人同様に絶滅していたのかもしれません。

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まえだ治療院　院長　前田諭志