こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
「動物も音楽を理解している」
です。
古代から音楽というのは我々の身近なところで使われてきました。
それは人間だけでなく、動物もまた音楽を耳にしていることになります。
ただ動物の種類によって音楽を聴いた時の反応というのには違いがあります。
「牛は癒し系音楽でミルクをたくさん出す」
2001年、レスター大学の研究者が、1000頭の乳牛の群れにさまざまな音楽を聴かせてみた。
9週間以上に渡って、テンポの速い音楽、ゆったりした音楽を日に12時間聴かせ、なにも聴かせない場合も観察しました。
すると、R.E.Mの『Everybody Hurts』や、サイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』、ベートーヴェンの『田園交響曲』などのゆったりとした音楽を聴かせると、一日に出すミルクの量が3%増えました。
研究リーダーのDrエイドリアン・ノースは、ミルクの量が増えたのは、ストレスが減ったからではないかといいます。
ジャミロクワイの『スペース・カウボーイ』や、ワンダースタッフの『サイズ・オブ・ア・カウ』はそれほど牛はお好みではなかったようです。
「ゾウは自ら音楽を奏でられる」
ゾウが鼻で絵を描いたりできることは知られていますが、音楽にも造詣が深いということがわかっています。
タイ北部で、自然保護論者のリチャード・ライアーが
ゾウのオーケストラを結成した16頭のゾウが、特別に開発されたスチールドラムやハーモニカを演奏します。
このゾウのオーケストラの音楽を研究してきた神経科学者たちは、ゾウたちが人間よりもずっと安定したテンポをドラムで刻むことができることが確認されています。
「鳥は音楽に酔いしれる」
生物界きっての歌手と言えば鳥であろう。
ウグイスの心地良い鳴き声にうっとりとする人も多いはずです。
数年前、エモリー大学の研究者たちが、鳥たちが実際にどのように音楽を創り出しているのかを調べています。
スズメを使って、オスが鳴く声を聞いているときのメスの脳を調べた。
人間が音楽を聴いているとき、脳の偏桃体が反応して光るが、オスの声を聴いているときのメスの脳の偏桃体に
似た部位も、同じような反応を示していることがわかります。
一方、人間が嫌いな音楽を聴いているときと似たような反応を、オスの脳が示すことも判明しています。
研究リーダーのサラ・アープは、オスの声を聴く繁殖期のメスの脳と、好きな音楽を聴いているときの人間の脳の同じ神経報酬系が活発化していることを発見したという。
「金魚は作曲家の違いがわかる」
2013年、金魚を作曲家の違いがわかるように訓練することができるという研究が発表されました。
慶応大学の研究者が、イーゴリ・ストラヴィンスキーと
ヨハン・セバスティアン・バッハの音楽を使って実験しています。
それぞれのグループに分けて、金魚がその作曲家の曲がかかっているときに、エサを食べられるようにした。
エサと音楽の相関関係を一度覚えると、金魚は違う作曲家の曲がかかるとエサを食べなくなった。
つまり、金魚は自分の担当の作曲家の曲の音の高低や
音質がわかっていて、新しい曲とエサは関連がないという違いをちゃんと認識しているということです。
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まえだ治療院 院長 前田諭志