こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「スポーツで脳が変化する」についてです。
この度、順天堂大学の研究チームが発表したものに、
体操選手の脳をMRIで撮影したところ、
体操未経験者では大きな違いがあることが
判明しました。
体操日本代表クラスの10人と、
体操未経験者10人に協力してもらい、
脳を機能別に34カ所、
MRIで撮影し脳領域の体積を分析しました。
体操選手は
運動機能、空間認識、実行機能、制御する機能、視覚野の5カ所の部位が
体操未経験者と比べて1割も体積が大きいことが
判明しています。
この5カ所が大きいことは体操においては、
競技の成績も高いことと関係していると言えます。
ただ脳に違いがあったことはわかりましたが
それは「素質なのか?鍛錬によるものか?」
ということはわかっていません。
あくまでも結果です。
今後研究が進めば、
他のスポーツの脳も解析されるでしょうし、
そのことにより、
競技別でより効果的なトレーニング方法の開発に役立つのではないかと期待されています。
個人的にはスポーツの種類で、
ある程度性格が分かれるのではないだろうか?
と感じたことはあります。
ただステレオタイプに過ぎないと思っていましたが、
脳の解析が進めば、そういうことも分かっていくのかも
しれませんね。
まえだ治療院 院長 前田諭志