こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
「完全な闇の中での視力」
についてです。
窓がない防音室など、昼間でも電気をつけないと何も見えなくなるような部屋にはみなさん入ったことはありますか?
平均的な夜の暗さでも、全くの暗闇というわけではありません。
ある程度は視界が確保されていると思います。
完全な絶対的な闇の中で人の視力というのはどうなるのか?
アメリカのロチェスター大学の研究によると、絶対的な闇の中でも、人間は「見えている」と考えられるそうです。
眼球の動きを計測するセンサーを身につけた人を完全な闇の中にいてもらいます。
およそ半分の人が闇の中で実際に見ることができた。
あるいは、少なくともそのように考えていた。という
結果になりました。
実験では、2グループの被験者に目隠しを装着してもらった。
このとき、一方のグループには若干の光を通すと告げ、他方には何も見えないと告げておいた。
実際にはどちらの目隠しも完全に光を遮断するものです。
そして、彼らは顔の前で手を振るように指示され、コンピューターでその目の動きを測定したところ、被験者のおよそ半分が中断したり、出遅れることなく、手の動きを追視することができた。
これは彼らの目が、実際に何かに注目していることを
示唆している。
そうなる原因は、脳の働きと視覚中枢が繋がっていることにあります。
脳が何かが起きていると了解していれば、脳の視覚中枢の反応を起こすには十分である。
これを「自己充足的予言」といいます。
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まえだ治療院 院長 前田諭志