こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「ワニのパラドックス」についてです。
この「ワニのパラドックス」は
非常に古い自己言及のパラドックスの一つです。
人食いワニのジレンマとも言われています。
ナイル川の河岸で、
人食いワニが男の子をさらっていこうとした。
男の子の母親はワニに対して
「私の子供を返して」と懇願する。
するとワニは
「自分がこれから何をしようとしているのかを
当てることができれば子供を返してやろう、
もしはずれれば、この子を食べる」と答えた。
ここでもし、母親が
「あなたは私の子供を食べるでしょう」と言うと、
それがもしワニの質問の正解として、
ワニは子供を返さなければならないわけだが、
同時に「子供を食べなければならない」という
パラドックスが発生してしまう。
もし母親のいうことが不正解なら、
ワニは子供を食べても良いことになる。
しかしそこでワニが子供を食べてしまうと、
結果的に母親の予想は正しかった事になるため、
これもまたパラドックスになってしまう
以上がワニのパラドックスになります。
まえだ治療院 院長 前田諭志