こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「退屈と依存症の関連」についてです。
退屈とは
興味を惹く外部からの刺激がない状態と言えます。
一部の人は他の人よりも大変退屈しやすく、
そして一般的に
女性よりも男性の方が退屈しやすいと言われています。
退屈しやすい人は
退屈しのぎに常に新しい刺激を求めているのかもしれません。
人は退屈するほどに、
健康状態が悪化するとも言われており、
1985年イギリスの研究者が公務員の退屈レベルを
調査し、
その後の追跡調査で退屈は不健康と早死にに相関関係があることが確認されています。
外部からの刺激は生きるうえでも重要であるということです。
「退屈だなぁ~」と思うことは
時に好奇心を掻き立て、そのままの行動力にも
つながることでもあります。
現状に満足できないとなれば
常に脳がワクワクするものを求めるのは自然なことなのかもしれません。
退屈と依存症の関連
「暇だ、することもないからとりあえずパチンコ」
というのは、一度は聞いたことはないでしょうか?
退屈だなぁ~と感じやすい人は、
楽しいという感覚や幸せと感じられる事が
人よりも感じられにくい(閾値が高い)と言われており、
この退屈な状況を手っ取り早く解決してくれるのが、
依存が生じやすいもの、
ギャンブルかもしれませんし、
たばこ、アルコールかもしれません。
またコロナ禍で聞かれた「学生の大麻使用」など、
理由は「暇で、することがなくて」とも供述されており、
退屈と依存症は「=」ではありませんが、
「≒」とも言えるかもしれません。
退屈から依存症になることを防ぐには、
同程度の刺激が得られる他の(依存を伴わない)ものを探すしかありません。
まえだ治療院 院長 前田諭志