こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
音が気になって仕方ない
「ミソフォニア(音嫌悪症)」
についてです。
ミソフォニアは、特定の音に対してとにかく敏感で、その音が原因で強い不快感、パニック、怒りといった激しい反応が引き起こされるものです。
よく言われるものに
食事をくちゃくちゃと食べる人の咀嚼音
ヘッドホンから漏れ出る音楽
赤ちゃんの泣き声など、
多少なりとも誰でも不快感に思う、気になってしまう
音だと思いますがミソフォニアであれば「どうにも耐えられない」そのことからイライラを通り越して「ぶん殴ってやろうか」や「発狂しそう」となります。
ミソフォニアはどんな音にも反応してしまうというわけではなく、人それぞれ「この音だけは許せない」という音が存在します。
ミソフォニアは、脳の前頭葉と前島皮質の間にある感情制御メカニズムに異常を抱えており、特定の音に対して非常に強い反応が起きると言われています。
前島皮質の機能は、様々な刺激に対する感情を処理し、反応を調整するものですが、MRI検査では、ミソフォニアのある被験者の場合、前頭葉と前島皮質の両方で活動が活発になるのに対して、ミソフォニアがない被験者の場合、前島皮質が活発になる一方、前頭葉の活動は低下することが確認されています。
このことから、2つの領域の間にある制御メカニズムの異常や接続パターンの違いがミソフォニアの原因であると今現在推測されています。
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まえだ治療院 院長 前田諭志