こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「親孝行の本当の意味」についてです。
先日祖母が亡くなりまして、
四十九日の時にお坊さんがいう説教が
「ほぉ~なるほど」と個人的に思った話です。
親孝行と言えば
みなさんもご存じの通りだと思いますが、
子どもが親に対して孝行するものです。
孝行とは
「子が親をうやまい、親につくすこと。親孝行」
と辞書でも載っているように、
きっとみなさんもその理解だと思います。
しかし最近の見解で明らかになったのは、
どうやら親孝行とは
親が子どもにする孝行であるということ
孝行息子などともいいますので、その話を聞くと親孝行は
親がする子どもに対しての孝行というのも
確かに納得がいきます。
話は孔子の弟子にまで遡るみたいですが、
弟子は親からひどい扱いを受けて孔子に弟子入りしてきました。
単純にいうと弟子は親を親とは思えなかったそうです。
やがて弟子の親が亡くなった時、
仏教では3年間は喪に服すそうですが、
弟子は喪に服して一年目で孔子に対し
「もう無理です。なんであんな親のために私が楽しみを奪われないといけないんですか!」
と直談判したそうです。
すると孔子は
「わかった。もう喪に服さなくていい。これ以上喪に服したとしても、それは嘘になる。それはもっと悪いことだ」
と弟子の喪に服すことを解いたそうです。
その時
孔子は他の弟子に対して
「あいつはかわいそうなやつだ。親孝行も受けることができなかったのだから」
と言ったそうです。
これが最近の見解のようで、
子どもが親に対して親をうやまい、親につくす孝行を
して欲しいのであれば、
親がまず子どもに対して孝行しないといけない
ということが本来の親孝行だそうです。
まえだ治療院 院長 前田諭志