こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
「スピリチュアルクライシスとドッキリ番組」
についてです。
スピリチュアルクライシス(精神的危機)
という言葉は、1989年、
サイコセラピストのクリスティーナ・グロフと、
精神科医のスタニスラフ・グロフ夫妻によって
初めて提唱されました。
スピリチュアルクライシスは
その人の信念や人間関係、
これまでいだいていた価値感や思考の
完全な喪失と定義されます。
スピリチュアルクライシスを
引き起こすきっかけとなるのが、
不思議な体験、
多くは霊的体験や超常現象といわれています。
日本のTVでもドッキリ番組で
「心霊ドッキリ」や「ホラードッキリ」など
人の恐怖心をあおりまくる企画がありますが、
最後は「テッテレ〜♪ドッキリでした!」と
ネタばらしをしてくれますので、
「あ~よかった」となります。
しかし海外のドッキリ番組は
この最後の「ネタばらし」がありません。
(すべての国がそうかは私も調べられてないですが)
ですので、「心霊ドッキリ」をすれば
ドッキリにかかった人は
「本当に霊を見た」と思うことになります。
なにせ誰も訂正してくれませんので、
これは私の考察になってしまいますが、
海外ドッキリのやり方は
スピリチュアルクライシスを
誘発することになるのではないかと思っています。
スピリチュアルクライシスが起きると
このような症状が現われると言われており、
ご紹介いたします。↓
再度霊的体験がおこる。
幻視・幻聴
トラウマの想起
五感の過敏性
全身の異常感覚
認識力・感受性の低下
思考障害
時間・空間認知の歪み
遂行機能障害
パニック
自我の欠如・アイデンティティの喪失
現実感がなくなる
社会的ひきこもり
不安
対人関係の変化/人から離れていく
統合失調症で見られる症状、
パニック発作で見られるような症状、
その他の急性ストレス反応にも類似していますが、
あくまでも
スピリチュアルクライシスの症状だそうです。
まえだ治療院 院長 前田諭志