こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
性格分類「内向型の4つのタイプ」
についてです。
内向型は社交系・思考系・不安系・制御系の4つのタイプに分類されます。
もともとは内向型or外向型のようにざっくりとした分け方でしかなかったのですが、人の性格の研究は日々進んでいます。
1990年代に人の性格は外向性・協調性・勤勉性・神経症傾向・開放性の5つの特性から構成されているとする
「ビッグファイブ(特定5因子)」という概念が登場します。
これはどちらかというと外向型にフォーカスを当てて作られたものになります。
内向型を新しく4つに分類したものをそれぞれの頭文字をとってSTARモデルといいます。
(Social/Thinking/Anxious/Restrained)
内向型=シャイというわけではありません。
それでは1つずつご紹介していきます。
「社交系内向型」
社交系内向型は、純粋に自分がそうしたいから、
ひとりで、または少人数で行動する。
その行動の背景には、不安や社会的プレッシャーは
ない。
ユングの理論でも、内向型の人は社交によって消耗するため、パーティなど人の多いところに出かけたあとは、“再充電”して元気になるために孤独な時間が必要となるとされたが、社交系内向型はまさにこのタイプで
ある。
「思考系内向型」
思考系内向型は、きわめて内省的で思慮深い人を指す。このタイプの人の関心は自身の内側に向かっており、
提唱者いわく「豊かな内面生活の持ち主」である。
「不安系内向型」
不安系内向型は、唯一シャイであることと重なる部分がある。
このタイプの人は、見知らぬ他人といると自意識過剰になりがちで、慣れない状況下では緊張してしまう。
そして、やはり再充電するために孤独な時間を必要とするが、社交系内向型とは異なり、ひとりになっても事前の不安感がぬぐい去れない傾向がある。
ただし、こうした不安感は、年齢を重ねるとともに軽減されていくという。
「抑制系内向型」
抑制系内向型は、行動を起こすまでに時間を必要とするタイプ。
直前や思いつきの誘いを嫌い、あらかじめじっくり計画を立ててから行動し、自分のなかで考えをまとめてから話そうとする。
ここまでが内向型の4つのタイプになります。
一般的に外向型のほうが幸福感が強いと言われています。
しかしそれは幸福感を計る尺度が熱意や情熱、元気や社交性の高さなどで幸福感を計るためです。
内向型の人が幸福感を決して感じていないわけではなく、内向型の人にとっては、週末にパーティに出かけるよりも、家でひとり好きなことをしているほうがよっぽど幸せなのだということです。
まえだ治療院 院長 前田諭志