こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「集団による意思の決定」についてです。
私たち人間はほぼ必ずといっていいほど
「集団(組織)」に属しています。
会社や学校はもちろんですが、家族も集団になります。
集団でなにか1つの目的・目標のために
決定しないといけないことがある時
家族でも会議が行われるように
トップダウン的指示でも形式上集まってものごとを
決めていっていることが多いです。
まずキーワードになるのが
「だれがこの集団のリーダーか?」です。
その人の能力に関係なく結局はその集団の中で影響力をもっている人がリーダーになります。
本当に優れた人がリーダーになることもありますし、
独裁的なリーダーも中にはいるでしょう、
民主主義的な考えのリーダーであれば
一般的に集団の満足度は高いといわれていますが、
一見民主主義的リーダーに見える人は
自分では決定が出来ないことや、
集団の意見をくみ取るようで実はワンマンでものごとが決定されているなんてことも珍しくはありません。
集団で目的・目標に対して話し合う
「三人よれば文殊の知恵」とも言われますが、
本当に問題解決したいのであれば
集団での話し合いは向いていないと言われています。
厳密にいうと
集団での問題解決が良くないというよりは、
リーダーシップと周りの役回り、
集団の統率力がしっかりしていないと
余計に時間がかかってしまい、
効率が悪くなるということです。
またリーダーが暴走しないように制止する役目も
必要になってきます。
ただただ長いだけのなにも決まらない会議は
これで起こります。
また集団での話し合いはなんの根拠もない多数派の意見が採用され、本当であれば優れている少数派の意見がなかったことになってしまったり、
リターンも大きいが失敗した時のリスクもでかくなる
リスキーシフトと呼ばれる考えに移行していきやすくなります。
集団の中では適切で的確な意思の決定というのは
難しいのかもしれません。
まえだ治療院 院長 前田諭志