こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
「パニック障害の予期不安と広場恐怖」
についてです。
パニック障害におけるパニック発作は突然、なんの前触れもなく起こります。
ですので特別不安感が強い状況ではなく、リラックスしているのに起きてしまうことや、発作中は「死んでしまうんじゃないか」と思うほど苦しいものになりますので、パニック発作を一度経験した人は「またあの発作がおきるのではないか?」と不安に思う、予期不安というものがあります。
またパニック障害で出てくる用語に広場恐怖というものがあります。
これは広くひらけた場所に恐怖心を抱くというものではなく、「逃げるに逃げられない、助けを求めることも容易ではない場所」のことを指します。
ですので、「家で一人」でも「飛行機や電車の中」でも広場恐怖という言葉は使われます。
広場恐怖を抱く場所は一度発作を起こしたことがある場所や状況が多く、なるべくならそこを避けて生活するようになっていきます。
これは恐怖症性回避と呼ばれ、電車で発作が起きてしまったのであれば、「次から電車に乗れない」など通勤や通学、日常生活に支障が出てしまいます。
またパニック発作の1回目は突然に起こるものですが、
2回目以降の発作に状況準備性発作と呼ばれるものがあります。
これは予期不安が引き金になり起こる発作です。
パニック障害の治療には薬物療法と認知行動療法が用いられます。
再度パニック発作を起こさないようにするには、「自分は大丈夫なんだ、安心できる」という自信がなにより大切になります。
まえだ治療院ではパニック障害に対して、心理カウンセリングと整体治療を行っています。
まえだ治療院 院長 前田諭志