こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
心の安定を保とうとする「防衛機制」についてです。
人は無意識のうちに心の安定を保とうとします。
これは「防衛機制」と言い、どんな人にでも起こるものです。
防衛機制には
たくさんの種類がありますし、
どのようなものかで階層(レベル)に分類されます。(ヴィラントの4分類)
防衛機制は誰にでも起きますが、
ある一つでも強く出ていれば、その人の性格にも関わりますし、一番ひどいものでは病気にもなります。
例えば「解離」と呼ばれる防衛機制ですが、
強い苦痛やストレスの中、自分というものが一次的に
自分じゃなくなるような感覚です。
これが行きすぎたものが
「解離性同一性障害(多重人格)」や
突然行方知れずになってしまう
「解離性とん走」などになります。
また「投影」と呼ばれる防衛機制では、
自分自身の欲望や感情が相手も同じように抱いているのではないかと?思うものです。
自分に嫌いな相手がいて、またその相手も自分の事が嫌いだろうと思うことや、
好きな異性に対して向こうも好いているに違いないなど思うことです。
これが行きすぎてしまうと「妄想」や「ストーカー行為」などに発展してしまいます。
ただ防衛機制は悪い印象のものだけではありません。
成熟した防衛機制と呼ばれるものがあり、
それは受容・愛他主義、将来の展望、禁欲主義、勇気、感情の自己コントロール、感情的な忍耐、許し、感謝、謙虚、ユーモア、慈愛、自分を高める(同一視)、
マインドフルネス、節制、尊敬、忍耐、抑制、
昇華、寛容になります。
ご紹介した防衛機制はほんの一部です。
ご興味のある方は一度お調べください。
まえだ治療院 院長 前田諭志