こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「幼児期の体験とその後の性格」についてです。
幼児期に
どのような子どもであったかで、
その後の性格が変わると提唱したのは
心理学者のフロイトです。
これが発表された当時も批判的な意見が多く、
現在でもフロイトのいうことが
全てではないという意見が大半です。
これから紹介することは、
「その可能性も一理ある」ぐらいで
読んで頂けると助かります。
フロイトが周りから批判的に扱われた要因には、
全ての物事を「性欲」で結びつけようとした
ところです。
フロイトは乳幼児にも「性欲がある」とし、
幼児性欲としてまとめました。
それは子どもの成長の段階で
口唇期⇒肛門期⇒男根期⇒潜伏期⇒性器期から
なります。
この各成長段階の時に
未練を残す(固執)場合に性格傾向が変わるものです。
それでは詳しく見ていきます
「口唇期0~1歳半頃」
母親の乳房を吸うこと、かむことで快感を得る。
子どもはこの時期に口と唇を通じて
母親と密接な感情的つながりをもつようになる。
この時に満足が出来なかった場合に、
「おしゃべり、食道楽、愛煙家、酒飲み」になりやすいと言われます。
キス魔なんて人も
口唇期に未練を残した人だと言われます。
「肛門期2~4歳」
排泄コントロールを覚える時期。
排泄したり、逆にため込むことに興味をもち、
排泄時に肛門に快感が集中する
この時に固執してしまうと「ケチ、几帳面、頑固」な
性格になりやすいと言われます。
「男根期3~6歳」
性器に対する好奇心が芽生え、男性性器に注目するようになり、男女差を意識するようになります。
エディプス・コンプレックスの形成や去勢恐怖が始める
この時は強く意識するようであれば
「見栄っ張り、競争心や嫉妬心が強い」が
見られやすいと言われます。
「潜伏期6、7~12、13歳」
この時期に入ると子どもの性欲が一次的に停滞し
潜伏するようになります。
性欲の休止期になるため、
特に性格に影響がでることはないと言われています
「性器期12歳~」
思春期になると再び性欲と身体的な発達が開始される。性欲が性器に集中し、性器の結合を目指す性欲が発達する時期です。
この時に獲得される性格は
「健康で健全な性格と依存心の強さ」です。
以上がフロイトのいう子どもの成長です。
個人的な意見ですが、
参考程度で私は1割ほどしか支持していません。
ハヴィーガーストの発達段階の方が
客観性があるように思います。
興味のある方は調べてみてください。
まえだ治療院 院長 前田諭志