こんにちは、まえだ治療院です。
今回は親はやめてほしい「子どもの時のクセ」
についてです。
子どもの時には
ひとつくらい誰でもクセがあるものです。
大人になるにつれてクセというのは
自然になくなっていくことが大半です。
クセは医学的には常同性運動障害とよばれ、
同じことを反復して繰り返す(常同的)
役に立たない行動のことです。
クセにはさまざまなものがあります。
体ゆすり、頭ゆすり、抜毛、毛をねじる、指はじき、
手をたたくなどがあります
気をつけておかないといけないクセもあります。
頭突きや顔たたき、目付き、手・舌かみなど
自分を傷つけかねないものは注意が必要です。
頭突きなどはベビーベッド内(限られたスペース)で
長らく放置されていると出やすいと言われています。
ただベビーベッド(限られたスペース)に関係なく
乳幼児期を過ぎてもある場合は
一度専門機関に相談した方がいいです。
そして一番多いクセに
爪かみ、指しゃぶり、鼻ほじりがあります。
指しゃぶりは1歳頃に現われ、
鼻ほじりなども2歳頃には現われます。
多くは3~4歳頃に減少していく
5~6歳でさらに減少していくものです。
また保育園・幼稚園・小学校など集団に属していくと
自然となくなることも多いですので
特に治療対象になることも少ないです。
ここで
気をつけておかないといけないのが「爪かみ」です。
爪をかむこと自体が
かなり不潔で感染症の原因にもなりますし、
大人になっても
治っていないクセでも爪かみは多いです。
神経質や緊張を覚えやすい、
自身の攻撃性を抑えるために
爪をかむことで緩和している緊張の運動性解放である
と言われています。
緊張の運動性解放は緊張したときに
手に人と書いて飲み込むみたいなことや、
違うことで紛らわそうとすることです。
緊張して爪をかんでしまう場面をなくすこともそうですが、
爪かみを禁止するのではなく
いつも爪をきれいに切っておくことも有効です。
まえだ治療院 院長 前田諭志