こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
自分で自分の事が決められない
「依存性パーソナリティ障害」についてです。
誰でも物事を決定する時に誰かに相談したり、
ついつい人を頼ってしまうことあると思います。
ただ依存性パーソナリティ障害(以下:DPD)は
何か自分で決定しないといけない場面でも
他人に任せて生きていく姿勢を示す人たちです。
他人に対して甘えが強い人格です。
DPDの診断基準は
A.日常のことを決めるにも、他人から余るほどの助言
と保証がなければできない
B.生活のほとんどの主要な領域で、他人に責任を
とってもらう必要がある
C.支持または是認を失うことを恐れるために、
他人の意見に反対を表明することが困難である
D.自分自身の考えで計画を始めたり、または物事を
行うことが困難である
E.他人からの愛情や支持を得るために、
不快なことまでやってしまうことがある
F.自分で自分のことを世話できないという、
強い恐怖感または無力感を感じる
G.親密な関係が終わったときに、自分を世話し
支えてくれるもとになる別の関係を必死に求める
H.自分が世話をされずに放っておかれるという
恐怖に、非現実的なまでにとらわれている
この8つのうち5つ以上が該当すればDPDになります。
診断基準のEとGの項目を
他のことに向けられたらいいのにとも思いますが、
DPDの根底に「一人ではいきていけない」という
気持ちが強すぎるため、
このような行動になってしまいます。
ただDPDであるからといって
依存的な性格が許容されているのであれば、
問題とならないことも多いです。
そもそも自分に決定権がないなど、
自分に決定権がないことに不満を全く感じないので
あれば問題になりません。
事実DPDの人はまわりから見ると無個性で、
目立たないように人の影に隠れていたりします。
まえだ治療院 院長 前田諭志