こんにちは、まえだ治療院です。
今回は自分が中心でないと納得できない
「演技性パーソナリティ障害」についてです。
演技性パーソナリティ障害(以下:HPD)は、
かつてヒステリー人格と呼ばれていたものです。
人の注意を引き、自分が中心でなければいられないと
いう性格の人たちです。
HPDの診断基準は
A.自分が注目の的になっていない状況では楽しくない
B.他人との交流では、しばしば不適切なほど性的に
誘惑的であったり、挑発的な行動がみられる
C.感情表現が激しいが、その中身は薄い
D.自分への関心を引くために絶えず自分の
身体的魅力を強調する
E.オーバーな感情表現をするわりには詳細な
内容が乏しい
F.自己を演劇化し、芝居がかった誇張した感情表現が
みられる
G.被暗示性が高く、人に影響を受けやすい
H.対人関係を実際以上に親密なものとみなしている
この8つのうち5つ以上該当すればHPDとなります。
治療は本人が治そうという自覚がない限り
極めて難しいといわれています。
ただ診断基準を見てお気づきの人もいると思いますが、
HPDには人を惹きつけるためにセックスアピールが
含まれています。
これが歳を重ねていった時に
何歳まで他人に対して通用するのか?
セックスアピールが通用しなくなれば、
あとは
芝居がかった内容の薄い話をするえらく慣れ慣れしい人だけになってしまいます。
ここまできた時にHPDの人は自分の限界を悟ります。
孤独やうつ状態に沈み、アルコール依存症に陥ることも珍しくはありません。
まえだ治療院 院長 前田諭志