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まえだ治療院

統合失調症/

統合失調症スペクトラム障害

こんにちは、まえだ治療院です。

今回は「統合失調症/統合失調症スペクトラム障害」

についてです。

 

統合失調症(schizophrenie)

1899年のドイツの精神医学者のクレペリンが

「早発性痴呆」として提唱しました。

1911年にスイスの精神医学者ブロイラーが

早発性痴呆を精神病理学的特徴によってとらえ直し

「精神分裂病」として提唱しました。

 

現在日本では

「精神分裂病の名前の印象が悪いこと誤解を招くこと」

から

2002年から「統合失調症」と呼ばれています。

 

統合失調症は

100人に1人は発症すると言われており、

ぜんそくを持っている人と同じくらいの割合です。

しかしどうしてなるのかは今も昔も「原因不明」です。

たくさんの発症までの仮説が存在しますが、

原因ははっきりとはわかっておらず、

統合失調症は1つの疾患なのか?それとも症候群なのか?も未だに議論が続いています。

 

そして今一番のねじれが起きているのが

統合失調症の診断基準です。

 

診断にはWHOが発表している診断基準「ICD」と

アメリカ精神医学会が診断基準に使っている「DSM」があります。

名称も変わりICDでは「統合失調症」

DSMでは「統合失調症スペクトラム障害」と呼ばれます。

 

一番の違いはWHOとアメリカ精神医学会が

統合失調症を「どう思っているか」

「どのようにとらえているのか」です。

WHOは

「統合失調症は1つの病気である」と考えています。

それに対してアメリカ精神医学会は

2013年にDSM第五版(DSM-5)が発表されるまでは

このようにとらえていました。

※原文の精神分裂病での記載になります。

1899年にクレペリンが早発性痴呆と提唱してから、今日に至るまで診断基準は何度も見直されてきました。

1968年にアメリカ精神医学会のDSM-Ⅱには

「アメリカ精神医学会は障害(統合失調症)について合意を得ることができませんでした。合意出来たのは診断名だけです。」と記載されています。

さらに

1980年のDSM-Ⅲには「精神分裂病の概念の範囲は曖昧です。」とし「精神分裂病を有する人」のような

精神分裂病とは断定しないような表現が使われ

1984年DSM-III-R、1994年DSM-IV、2000年DSM-IV-TRには「精神分裂病患者が存在するのではなく、精神分裂病の診断基準を満たす症状を有する人々がいるだけである」としています。

2000年までアメリカ精神医学会は「統合失調症」に

対してこのように考えていました。

そして2013年DSM-5になった時には

「統合失調症スペクトラム障害」と名称が改められ

概念も大きくかわっていきます。

DSM-5

統合失調症スペクトラム障害とは

WHOがいうような統合失調症は

発症して明確に区分できる病気としての捉え方はせず、

アメリカ精神医学会では

明確に区分の出来ないスペクトラム(連続体)

として考えるようになりました。

 

これは0がいきなり10になるような

WHOの考え方ではなく、

0から1,2、3、4…‥10と段階的に進んでいった先が「統合失調症」であるとしたものです。

しかし段階的ではありますが、明確には区分できないもの

色で例えると

グラデーションであり0(最初の色)と10(最後の色)を比べると色の違いははっきりとしていると思いますが、

0と10の間にある色はわずかな変化しかない、

しかし色のグラデーションが連続していなければ

10になることもない

これがスペクトラム(連続体)です。


統合失調症スペクトラムは、症状の程度・持続期間などにより、次の5つの症状を定義しています。

1.統合失調型障害(統合失調型パーソナリティ障害)

統合失調症スペクトラムの中では、もっとも軽い病態です。
「親密な人間関係をうまく築けない」「急に緊張に苛まれて、落ち着いていられなくなる」などの問題を抱えます。
統合失調症に見られるような幻覚・妄想はありませんが、しばしば奇妙な「認知の歪み」「知覚の歪み」を持っています。
他人の些細な言動に特別な意味を見いだす「関係念慮」、オカルト・超能力などに対する関心が見られるケースも多く、周囲からは「奇特・風変わりな人物」と見られることがあります。

2.妄想性障害

「自分は誰かに愛されている(被愛妄想)」「自分は特別な存在である(誇大妄想)」「誰かに陥れられている(被害妄想)」などの妄想にとらわれます。
妄想が1か月以上にわたる一方、統合失調症のほかの症状が見られない場合、妄想性障害の疑いが出てきます。

3.短期精神病性障害

統合失調症が疑われるような症状が発現しますが、1日以上1か月未満の一時的な症状にとどまります。
妄想、幻覚、意味のわからない会話などは最終的になくなり、発症前の状態に回復します。

4.統合失調症様障害

統合失調症の診断基準を満たす程度の症状が発現しますが、その状態は1か月以上6か月未満にとどまります。
完全に回復はしないまでも、6か月以内に統合失調症の診断基準は満たさなくなります。

5.統合失調症

統合失調症に特徴的な複数の症状が1か月以上にわたっており、統合失調症を疑うに十分な兆候が6か月以上にわたって続いている場合、統合失調症と診断します。

 

アメリカ精神医学会は統合失調症をDSM-5になってからはこのようにとらえられるようになっています。

スペクトラムと言う独自の考え方がうまれ、統合失調症は存在しないと考えていましたが、統合失調症を認めるような形になりました。

ただすぐに統合失調症であると診断しない慎重な姿勢も

診断基準からはうかがえます。

 

まえだ治療院 院長 前田諭志

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