こんにちは、まえだ治療院です。
今回は自傷行為を繰り返す
「手首自傷症候群」についてです。
手首自傷症候群は
自傷行為、自己破壊的活動の一種であり、
主に思春期・青年期の情緒発達障害で見られ、
男子よりは女子に多くみられます。
ささいな失意の体験に誘発されて、
主に手首をかみそりなどの鋭利な刃物で
皮膚の表層に軽い傷を何度もつけたり、
時には深く傷をつけたりするものである。
はっきりとした動機が明らかでないものから、
傷跡を見せつけることが目的のもの
自分に対する罪悪感への攻撃や
精神的な満足感が得られることが理由である。
自傷により自殺に至ることは少なく、
流れる血を見て我に返って、
さばさばとしていることもあれば、
自傷によって周囲をおどかし、
周囲を操作できるという二次利得もある
境界性パーソナリティ障害や
演技性パーソナリティ障害の人などが
周囲の人から、
見捨てられることを恐れて、
関心をひくために自傷を行うことが多くあります。
これは見捨てられ不安とも言われ、
関係をつなぎ止めるための「自殺のそぶり」の一つです
自殺のそぶり以外にも
日常的に相手がどれだけ
自分にかまってくれるのかを試す
「試し行為」も見られていたりします。
まえだ治療院 院長 前田諭志