こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
周囲に悪影響しか与えない「有害社員」
についてです。
有害社員(Toxic Workers)とは、「組織の財産や人に対して有害な行動を行う従業員」と定義されています。
会社の方針などまったく気にせず、仲間と良好な人間関係を築こうせず、隙あらば上げ足をとる自己中心的で意地悪な社員のことを意味しますが、ただ有害社員は計算高いため、企業側からは一見有能に見えたりすることもあります。
だが有害社員が会社や組織に与える影響は大きくそれによる損失があることも事実です。
「周りのスタッフのやる気をそぐ」
有害社員が周りのスタッフのやる気をそいでいった
結果、離職率の高い職場になりやすくなります。
そのため企業は人員の確保を常にしないといけなくなり、そのたびに新入社員のために教育コストもかさむことになります。
またもちろんスタッフの生産性は低下していきます。
お金で言うと約140万の損失があります。
「有害社員は感染力がある」
有害社員を野ざらしにしておくと、それ以外のスタッフも似たような有害行動をとる可能性が高まります。
そうなると損失はさらに大きくなっていくのは確実です。
周りのスタッフの士気はどんどん下がっていきます。
「有害社員を回避できれば生産性が2倍」
人事の段階で有害社員を雇わなければ良いのですが、
なかなか面接だけでそれを判断できるのかといわれると難しいことといえます。
ただ雇わずに済んだ場合、スター社員と呼ばれる全体の上位1%しか存在しないような能力の持ち主を雇うことより生産性が2倍になります。
良い社員を雇うより悪い社員を雇わないことの方が大切です。
「企業側は生産性か?有害さか?」
有害社員は平均的なスタッフより生産的であるとハーバード大学の研究で証拠が得られています。
ある意味で成績が良ければ人間性は大目に見てもらっていることはよくあります。
有害行為が組織全体のやる気が低下していたとしても、
有害社員が満足いく数字を出しているのであれば、
目をつぶってしまう経営者も多くいます。
「必ず支払わなければならない代償」
有能だけど有害社員は企業にとって利益をあげているように見えるが
「実はそんなことは全くない」
上記でも書いたように、有害社員がいなければ
生産性が2倍なのだからである。
1人が抜きに出ていなくても組織全体のやる気や士気が高まる方がはるかにパフォーマンス力の向上が期待できます。
また有害行為を黙認してしまうと、他の社員までもが「悪いことをしてもおとがめなし」という意識が強くなり、いっそう有害な環境が形成されていきます。
「有害社員にはどう対応するべきなのか?」
解雇することが望ましいのですが、現実的に難しいかと思います。
そうなればどうしたらいいか?
「他のスタッフから隔離する」ことです。
有害社員の得意なことだけをさせて、他のスタッフと関われないようにすることが大切です。
アメリカの話ですが、非常に有能だが有害行為をやめない社員に対して再三の指導をしたが、なんの変化も見られなかった有害社員を思いきって解雇したそうです。
解雇してから一ヶ月が経過した時点で、生産性が4割も向上したそうです。
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