こんにちは、まえだ治療院です。
今回は
子供が巣立ったあとの寂しさ「空の巣症候群」
についてです。
子供が一人暮らしをはじめたり、結婚して家を出て行った時、多くの母親が感じると言われる「憂うつで不安になる苦しみ」を表す言葉です。
子育てが一段落し、子供が家を「巣立っていった」頃から症状が出てくることが多いです。
主に子育てを終えた母親が、むなしさを感じるうつ状態で、日常的にむなしさや自信喪失、不安などに襲われ、
頭痛、肩こり、胸の苦しさ、吐き気、食欲低下、不眠などの身体症状を伴うものです。
空の巣症候群になりやすい人として内向的で人と付き合うのが嫌いな性格、家にいる方が好きというタイプに多く子育てを生きがいとしてきた良妻賢母型の専業主婦も
なりやすいです。
夫との夫婦関係も指摘されており、絆の希薄な夫婦も注意が必要です。
また空の巣症候群をきっかけに「アルコール依存症」に陥るケースもあります。
空の巣症候群は燃え尽き症候群や五月病などとも似通っており、子供の巣立ちと女性の更年期障害が重なったものではないかとも示唆されています。
対策にはまずは休息が必須です。これまでの労をねぎらい、「自分の時間」を見つけて楽しむことが一番です。
ただ状況により服薬が必要な時があります。「これはひどいな」と感じるようであれば、専門機関の受診をおすすめします。
不調が長引く場合はまず病院へ
まえだ治療院では健康情報やちょっとした雑学をブログに書いています。ご興味のある方は下の関連記事をご覧ください。
まえだ治療院 院長 前田諭志