こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「持続性妄想性障害」についてです。
長期にわたり妄想が唯一の、
または最も目につく臨床特徴がない、
かつ器質性脳疾患、統合失調症、気分障害などとも分類できないものです。
つまりは妄想だけが存在し続けるものです。
その亜型のうち
1)妄想性障害にはパラノイア、敏感関係妄想などが
2)その他の持続性妄想性障害には妄想性醜形恐怖、
退行期妄想状態、好訴パラノイアなどが含まれます。
妄想性障害は通常は長期間持続し、
時には生涯続くような単一の、
あるいは相互に関連し合った一連の妄想が特徴です。
妄想の内容は多様で、
被害妄想、心気妄想、誇大妄想が多いが、
好訴妄想、嫉妬妄想、
体が不格好であると確信する妄想、
他者から自分の体が臭いと思われているといった妄想
同性愛者だと思われていると確信する妄想もある
明白な幻聴、させられ体験、感情鈍麻などの
統合失調症症状は認めないが、
抑うつ症状や幻視・幻触が出現する場合もある。
一般的に中年期に発病することが多い
妄想に直接関係する行為や態度を除くと、
感情、話しかけ、行動などは正常である。
私が実際に出会った人は、
被害妄想が取れなくてずっとある人を訴えていました。
ただそれ以外は全くの正常、
なんなら地域でも有名なぐらい
「いい人」だったからです。
ただ「被害を受けている」「いやがらせをされている」
と言う妄想だけはどうしてもなくなりませんでした。
まえだ治療院 院長 前田諭志