こんにちは、まえだ治療院です。
今回はナルコレプシーにも似た
「特発性過眠症」についてです。
特発性過眠症は日中の過度の眠気を訴えるが、
ナルコレプシーに見られる情動脱力発作的症状は
見られません。
また特発性過眠症は
ナルコレプシーよりも出現頻度が高いです。
特発性過眠症は
1.長時間睡眠を伴う本態性過眠症と
2.長時間睡眠を伴わない本態性過眠症に分かれます。
過眠症で長時間睡眠を伴わないとなると
変に思う方もいると思いますが、
1.は夜間睡眠が長く10時間以上であるが
日中に眠気を訴えるもの
2.は夜間睡眠時間6時間以上10時間以下で
昼間に眠気を訴えるもの
になります。
このどちらも共通しているのは、
「寝ても日中眠い」ということです。
またナルコレプシーとは異なり、
短時間の仮眠では眠気は解消しません。
「少しだけ寝てスッキリする」ということは
ないということです。
また本人にも自覚がないことが多いです。
睡眠時間で言えば一般的に十分とっているので、
日中に襲ってくる睡魔が
まさか病気によるものとは考えもしないはずです。
そのことで仕事場でも
不利益をこうむっていたりします。
大人になる前から
症状は始まっているとも言われ
中学・高校と学生の時から
居眠りしていること多いです。
特発性過眠症は原因は不明ですが、
しっかりと起きれない(寝ぼけとも言わず)
覚醒機能の生来的脆弱性がある
と言われています。
原因はわからずとも
服薬による治療法がありますので、
もし自分ではどうしようもできない
眠気が日中に表れているのであれば
早めに専門機関の受診をおすすめします。
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まえだ治療院 院長 前田諭志