こんにちは、まえだ治療院です。
今回は単にIQ(知能指数)の高さだけではない
生きていく上で大切になる「ICE」と
人がもともと持っている9つの知性の特性について
ご紹介出来ればと思います。
IQ(Intelligence quotient:知能指数)は、
簡単に言ってしまうと
情報処理の能力と答えに達するまでのスピードを示す
抽象的な数値です。
もちろんIQは日常生活や仕事において重要であることには違いありませんが、
社会の生活において、上手くいくこと、成功に導くことはIQだけが高くても不十分です。
IQに加えて
CQ(Curiosity/Creativity quotient:好奇心および創造性指数)と
EQ(Emotional quotient:感情の知能指数および共感力)の
バランスが実生活では重視されています。
この3つの頭文字から「ICE」と呼ばれています。
IQは短期間に多くの情報を処理する事を可能にし、
CQは総合的な知識とリスクを恐れない冒険心を、
EQは感情のコントロールをします。
この三者は三つ巴の関係にあり、
お互いの苦手部分を補い合っています。
例えば
IQだけでは、不確かで複雑な局面を乗り越えるための柔軟な対応をすることは難しいです。
CQがもつハングリー精神や知識欲の旺盛さが、新しいことに対して開かれたものになりますし、
EQがもつ感情を認識してコントロールすることは、表現する能力、複雑な物事の管理、人に対しての共感力が
IQを補ってくれています。
また高いIQまで自分を高めていくと言うことは、なかなか難しいことなのですが、好奇心や共感力のCQとEQは、生涯を通して自らの努力でいくらでも高めていくことが可能です。
アインシュタインが残した言葉ですが、
「私には特別な才能はない。あるのは非常に強い好奇心だけだ」といっています。
IQはもちろん重要ですが、好奇心と共感力が伴わなければ、本来の力を発揮することはできません。
ICEをバランスよく伸ばしていくことが、
成功の鍵になります。
次は人に元々備わっている9つの知性です。
大なり小なり人には特性と言うものがあります。
それはまさに適材適所につながります。
知性は知識を身につけ、考えたり判断したりする能力です。
知性は知的能力、良識、論理的思考、パターン認識などの測定方法がありますが、
それだけでは知性をはかることにはなりません。
知性に近い言葉にIQもありますが、
IQが高いから
ピアノが弾ける
スポーツ万能と言うわけではないはずです。
人には向き不向きが必ず存在します。
それでは人の特性とも言える9つの知性について
みていこうと思います。
1、音楽的知性
音や音色を認識する能力が他の人より速く、一度しか聴いていない曲でもすぐに覚え、それを歌声や楽器で再現できる。
誰かが音を外すとすぐに気になり、音楽とリズムが好きで、歌唱や作曲、楽器を演奏することに長けている。
音楽的才能のある人は、物事の理解にリズムとパターンを無意識に使っています。
2、空間的知性
空間認識に長けており、対象物が実際に目の前になくても、頭の中で思い描くことが簡単にできます。
地図を見て目的地に向かう能力が優れていて、目に入ったものをその通りに正確に描写することができます。
対象物を違う角度や空間から思い描くことや、人の顔や場面も明確に思い出せ再現することができます。
3、運動感覚的知性
動きを介して情報を処理し、それを動作に反映させる運動能力に長けています。
スポーツや体を使う活動でその優位性は発揮され、
芸術的なダンスや創造性のある動きに関心を示し、人前で演じることも得意です。
なにか記憶したいことがあれば、体を動かしながらの方が記憶されやすい
4、自然主義的知性
自然、植物、動物を愛することができ、とくに自分たちの周りの環境、自然に対して敏感に反応できます。
まるで自然の言語がわかるかのように、植物や野菜や果物を育て、動物をしつけることに長けています。
自然に学び、自然と共存することでより知性が発揮されます。
5、論理的知性
計算、分析、パターンの発見が得意で、様々なデータを利用しながら、要求されている多数の課題を処理する能力に優れています。
論理的な推論をし、原則をベースにアイディアを出したり決断を下すことができます。
6、創造的知性
しきたりや秩序にとらわれず、柔軟性があって心が広い
。創造のプロセスがどのように働くか、いかにそれを応用するかを理解する能力がある。
詩や物語を書くことが得意な人が多く、必要とあれば、
いつでもなんとか解決の糸口を探すことや、方法に気づくことが出来る。
7、自己感覚的知性
自分自身を理解することに長けており、内省的で孤独を恐れない。脳の根本的な構造を理解し、日々生きていくために、いかにそれを当てはめていくかを知覚・洞察する能力がある。
自分の感覚のフィルターに通すことで、世界を解釈し、相互の関係していくことができる。
8、感情的知性(EQ)
社会性に富んでいて、自分自身の感情、他者の感情がわかる。人にはそれぞれに違う感情があることを理解し、それを的確に見分けることが出来る。共感能力に優れており、良い人間関係を築くことができる。
感情的知性が高い人は、自分の感情コントロールが上手で、環境に適合するよう調整することがうまい
9、直感的知性
これは科学や分析を越えた知性であり、直感的知性がある人たちは、「現実世界と想像世界」「理性と直感」「物質領域と精神的領域」を結びつけることが出来ます。
成熟した魂の持ち主で、大局的にものを考えることができ、自分と他者の間のつながりを築くことができる。
この全てのタイプが完全に備わっているわけではないですが、それが人が一人一人もつ特性と言えますし、
この様々な知性の特性こそが、世界を支えています。
またまたアインシュタインの言葉を借りますと
「人は皆天才だ。しかし魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう」
魚は泳ぎの天才だが、陸に釣り上げられてしまったなら、その能力を発揮することはできない
人は誰しも必ず知性を持っています。
それはあなたが望むものではないのかもしれません。
ただ、世界にあなたの力を必要としている人が必ずいます。
あなたの知性が活かされる場所が必ずあることを知っていてください。
まえだ治療院 院長 前田諭志