こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「カフェイン」についてです。
みなさんにも馴染みのあるものですよね。
カフェイン含有のものでやはり有名なのは、
コーヒーでしょうか?
目覚めに一杯、休憩中に一杯、
夜も頑張らないといけない人の眠気覚ましにと
カフェインには疲労や眠気の解消の効果が
ありますので、
毎日コーヒーは必ず飲んでいる人も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今日はそんなカフェインについてお話できればと
思います。
カフェインは、脳に作用する物質です。
他にもタバコのニコチンや、お酒のアルコールなど
脳に作用する物質を「向精神薬」と呼びます。
脳に作用するもの全てを指して使いますので、
麻薬なども含まれます。
よく勘違いされているのが、精神科のお薬
これも脳に作用しますので向精神薬ですが、
向精神薬の中の「抗精神病薬」が
正しい区分、呼び名になります。
少し話が脱線してしまいましたが、
カフェインは種々の飲料に含まれています。
先ほど話したコーヒー 一杯では100~150mg
紅茶はその半分
コーラではその1/3になります。
カフェインを摂取してから効果が薄れていくのは
3~10時間(半減期)で、
人により、効き方(中枢神経刺激作用)には、
個人差があります。
どんな食べ者、飲み物にも言えることですが、
やはりカフェインも取り過ぎは
よくないと言われており、
250mg以上のカフェインが体に入ると
カフェインによる急性症状が起こります。
落ち着きのなさ
神経過敏
興奮
睡眠障害
利尿
などが起こります。
さらに大量の摂取
例えば一日に1g以上(コーヒー5杯以上)となれば
精神運動興奮(落ち着きがなくなる)
易怒(怒りっぽくなる)
焦燥(気分がそわそわする)
多弁(おしゃべり)
不整脈
などが起こります。
カフェインは取り過ぎるとドーパミンが活性されます。
また、飲み過ぎにより効き目が薄れていくと言うこともあまりありません。
過度に取り過ぎなければ
カフェインは全然問題ないのですが、
一日の摂取量で言うと400mg以下(コーヒー2~3杯)
にしておいた方がいいとしている国もあります。
また、
カフェイン誘発性睡眠障害
カフェインの作用により、
目が冴えて寝れない状態になりやすい方は、
カフェインの効果は
最長で10時間続くことがありますので、
せめて自分が眠る時間の7時間前には、
カフェインの摂取は控えておいた方がよろしいかと
思われます。
あとあまり知られていませんが、
カフェイン誘発性不安障害というものがあります。
カフェインを摂取したあとの、
神経過敏性や興奮、焦燥感、落ち着きのなさが、
人によって不安感をもたらすことがあります。
そわそわしてなんだか落ち着かない感じが
人が不安を感じている時と類似しているためです。
そうなる心当たりがある方は、
カフェインの摂取は控えた方がいいです。
カフェインは
栄養ドリンクやエナジードリンクにも
含まれているので、
店頭で
医薬部外品や清涼飲料水として販売されていたとしても用量はしっかり守って服用してください。
カフェインが体に合わないなって方にも
カフェインゼロの栄養ドリンクや、
コーヒーの代わりにカフェインゼロの
タンポポコーヒーなんてのもありますので、
ご参考までに
なんでも適量が大切です。
まえだ治療院 院長 前田諭志