こんにちは、まえだ治療院です。
今回は、「子供の骨格」のお話です。
悩まれている親御さんも、
いらっしゃるんじゃないでしょうか?
「うちの子扁平足で‥」や
「X脚なんです。」など
利用者さまから自分のお子さんに対するお悩みは、
たまに聞かれたりします。
自分の子供のことなので、「あれなんか変?」
となれば、誰だって心配になると思います。
お子さんの年齢などにもよりますが、
結論からいいますと、
「過度の心配はいらない」ことの方が多いです。
子供の時は人体の構造上みんなそうなるのに、
それをいいことに、過度に不安をあおり、
お金儲けをしている人達もいますので、
どうかそのような人たちには、
だまされないでください。
まずは
「O脚・X脚」について、
もともと乳幼児の膝は
生まれながらにしてO脚です。
歩きはじめより徐々になくなっていきます。
ただ逆に2歳から6歳にかけて、X脚になります。
その過程を経て徐々にまっすぐになります。
まっすぐと言っても約4°外反(X脚)で正常です。
ついでに、「反張膝」と言う
膝を伸ばした時にくの字に曲がって見えるものが、
あります。
このくの字の角度も約20°まででしたら正常です。
成長とともに無くなっていき、0°~10°以内の、
角度になります。
ですので、およそ小学校に入るまでは、
脚は成長とともに変わっていきますので、
安心してください。
ただ怖い時もあります。
①左右非対称
②痛みがある
③曲げ伸ばしが出来ない
④成長してもO脚がなくなっていない
となると、
一度病院で検査を検討した方がよろしいかと、
次は「扁平足」についてです。
扁平足は年齢により小児期・思春期・成人期に
分けて考えられます。
小児期での扁平足の場合
筋肉、靱帯、骨などの組織が未成熟の時に、
立ったり、歩きはじめると自分の重さにより
足の土踏まずの部分が押しつぶされ、
扁平足になります。
ただ、成長に伴い、筋肉、靱帯、骨が強化されて
自然治っていきますので、痛みの訴えがなければ
12歳ぐらいまでは様子を、見てもらっても大丈夫です。
病院などでも治療の対象になることは少ないです。
ただ、思春期以降の扁平足で痛みを伴うものでしたら
当院にお気軽にお問い合わせください。
最後に「反り腰」ですが、
大人では反り腰が原因で腰痛になったりします。
お腹が出ている肥満の人や妊婦さん
ハイヒールを履く人なども反り腰になりやすいです。
反り腰は厳密には腰がそっていると言うよりは、
骨盤が人より前に傾いている状態です。
肥満や妊婦さんなどのお腹が前に出てしまう時は、
骨盤も前に傾いています。
子供もそうですよね?
幼児体型といいますか、お腹がポコンと出ていて、
子供の反り腰では3歳~8歳ぐらいまででは正常です。
ですので、
反り腰もおよそ8歳までは安心してください。
この記事で子供をもつ親御さんの過度な心配などが
なくなれば私としても幸いです。
まえだ治療院 院長 前田諭志