こんにちは、まえだ治療院です。
今回はIQより自制心「マシュマロ実験」です。
1972年、スタンフォード大学の心理学者
ウォルター・ミシェルが
4歳児186人を被験者にある実験を行っています。
子供達はイスと机しかない部屋に通されて、
イスに座ります。
机には1つのマシュマロが置いてあります。
そして実験スタッフは
「このマシュマロは君にあげる。」
「でも私が戻ってくる15分後まで食べるのを我慢していたら、もう1つマシュマロをあげるね。」
と言って部屋を出て行きます。
大人がいない環境で、
子供達はどんな反応を見せるのか?
子供の自制心を測るための実験です。
結果は
3分の2の子供は
マシュマロを我慢できずに食べてしまった
3分の1の子供は
マシュマロの誘惑に打ち勝ち我慢することができました。
それから16年後の1988年
このマシュマロ実験の追跡調査が行われています。
ちょうど当時の子供たちが20歳になっている年です。
そこでわかったことは、
マシュマロを食べてしまった子供と
食べずに我慢できた子供では、
社会的成功度に差が出ており、
両者はIQではそこまでの差はないが、
幼い頃の自制心というのは
将来の成長に大きく影響を与えることが
この実験でわかりました。
さらに23年後の2011年
被験者が40歳代になって再び行われた追跡調査では、
23年前と同様に、マシュマロを我慢出来た子供たちは
社会で成功しつづけていたそうです。
まえだ治療院 院長 前田諭志