こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「部外者を受け入れない内集団バイアス」
についてです。
バイアスとは偏りや偏見の意味になります。
「自分はそんな偏りや偏見などない、
常に公正で論理だって考えることができる」
という人であってもバイアスは生じると言われています。
内集団バイアスは
一定のコミュニティーの中で生じやすく、
集団の結束力が高くなればなるほど、
内集団バイアスが働きます。
内集団バイアスは愛情ホルモンのオキシトシンと
関連していると言われており、
この神経伝達物質は、グループ内の人との絆の強化を
促すことにつながりますが、
部外者に対しては逆の効果を発揮します。
オキシトシンという物質は愛情と憎しみの表裏一体ですので、
部外者を怪しく感じたり、恐れたり、軽蔑したりという感情が誘発されやすくなります。
また部外者に感じたものは内集団バイアスにより、
より一層集団に属している人たちの能力が優れていると過大評価されていきます。
家の近所に全く見たこともない見知らぬ人が歩いていたら
「誰だあいつ?なんか怪しいぞ」と
その人がただ散歩しているだけなのかも知れないのに
頭で思ってしまったことはないでしょうか?
まえだ治療院 院長 前田諭志