こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「ストレスをエネルギーに変える」です。
人は生きていれば
ストレスがまったくないというのはありえないわけで、
多かれ少なかれ、人はストレスと折り合いをつけながら生きていかなければなりません。
過度なストレスがかかれば心身共に不調が生じます。
そんなストレスをエネルギーに変える。
ダブリン大学の心理学者、イアン・ロバートソン教授によれば、
脳をうまくだますことで、
ストレスをポジティブエネルギーに変えるそうです。
ロバートソン教授による、ストレスをエネルギーに変える方法は4つのステップから構成されます。このステップを実践することで、能力と創造性を高め、頭の働きを良くすることができるということです。
その4つのステップとは、
1.ストレスを感じているのではなく、
興奮しているのだと実際に口に出して言い聞かせる
(ストレスを感じたらそれをワクワク感だと言い聞かせる)
困難な状況に直面して不安やストレスを感じたとしても、「興奮する」「ワクワクする」と口に出して言うことで、脳を騙すことができる。自分に言い聞かせることで、その状況に対する脳の認識が「脅威」から「やりがいのある」ものへと変化する。
2. ゆっくりと5秒かけて鼻から息を吸い、6秒かけて鼻から吐く
呼吸をコントロールすることは、脳の重要な部分をコントロールすること、ひいては感情をコントロールすることにつながる。人は不安を感じたとき、呼吸を忘れてしまいがちです。呼吸を意識してゆっくりと鼻で呼吸するのがポイントです。
3. 胸を張り、背筋を伸ばして堂々と立つ
スーパーヒーローのようなポーズを決めるという第3のステップは、人前でやるのは恥ずかしいかもしれないが、このポーズをとるだけで男性女性ともに、闘争ホルモンとも呼ばれる男性ホルモン「テストステロン」が増え、ストレスフルな状況にあっても、それに立ち向かおうという自信をもたらしてくれる。
4. 右手を45秒間握りしめる。その後、開いた状態を15秒間保ち、再び45秒間握りしめる
最後に右手を握りしめる動作は、脳を活性化する。右手は左脳とつながっているため、論理的思考や仕事のパフォーマンスを高めてくれる。
ロバートソン教授によれば、
不安を感じると分泌されるストレスホルモンとも呼ばれる副腎皮質ホルモン「コルチゾール」は、興奮を感じた時にも同様に分泌される
不安になった時も興奮した時も、私たちの心臓がドキドキするのは、同じホルモンが働いているためである。
脳がそのホルモンにどんな意味合いを持たせるかによって、気分が変わります。
不安を感じていればパフォーマンスは妨げられるが、
興奮を感じていれば逆にパフォーマンスは向上する。
つまり、ストレスにさらされた時は
自分は「興奮している」「ワクワクしている」と
思うことで、
ストレスホルモンをうまく活用することができるということです。
まえだ治療院 院長 前田諭志