こんにちは、まえだ治療院です。
今回は気分の浮き沈み「双極性障害(躁うつ病)」
についてです。
双極性障害は
「気分の高揚、活力および活動量が増加する(躁病)」と
「気分の高揚、活力および活動量が減少する(うつ病)」が
少なくとも2回反復して見られるものです。
一般的な経過としては躁病で発症し、
2週間~4,5ヶ月(中央値4ヶ月)の間
そのような状態が続き、
やがて寛解していくと同時にうつ病へと移行していく(中央値6ヶ月)パターンです。
双極性障害は
単極のうつ病に比べて再発率が高く、
再発が繰り返されていく中で
病相が不安定になる傾向が生じます。
また年4回以上、
躁状態とうつ状態が繰り返される場合は
急速交代型と呼ばれます。
双極性障害は
躁状態とうつ状態が周期的にくるものですので、
一定期間は躁状態のままですし、
うつ状態のままです。
一日や数日のうちに
気分が上がり下がりする人は
双極性障害とは呼びません。
「感情の起伏が激しい」か
「情緒不安定な人」になります。
このような場合ですと、
人格(パーソナリティ)障害であることの方が
多いです。
まえだ治療院 院長 前田諭志