こんにちは、まえだ治療院です。
今回は機械オンチな人/機械みたいな人
「テクノストレス」についてです。
テクノストレスを
一度は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
「機械の取り扱いがわからないことで起こるストレス」みたいな意味で
とらえている方もいると思いますが、
確かにそれもテクノストレスの1つです。
テクノストレスは
機械がもたらす人間への影響の総称です。
機械があるからこそ起きる適応障害とも言えます。
テクノストレスは2種類
「テクノ不安症」と「テクノ依存症」に分かれます。
それでは順番に見ていきます。
「テクノ不安症」
テクノ不安症は機械オンチな人です。
どこの企業でもOA化はかなり進んでいます。
コンピュータが使えなければ仕事にならないぐらいではないでしょうか?
そんな中コンピュータの扱いに慣れていない人がコンピュータを操作しなければならない
職務を担当した時に「テクノ不安症」が起こります。
どうしても操作方法が憶えられず、自分がコンピュータに使われているのではないだろうかと思えてくるほどです。
そうなってくると
「他の社員からバカにされていないか?」
「社内での立場は大丈夫だろうか?」と
恐れや不安になり、抑うつ、不眠、疲れ目、肩こりなどの症状が現われます。
出社のたびに神経性胃炎の人もいます。
新しい機械を触ることもしない人や、
操作方法を憶える根気がない人が陥りやすい
と言われています。
テクノ不安症を防ぐには
「はっきりと割り切ることです」
新しいものですから、はじめはみんな素人、初心者です。一からコツコツと操作を憶えていくこと、
それでも「やっぱり無理だ!」となれば、コンピュータの扱いがない仕事に配属してもらうことも相談した方がいいです。
「テクノ依存症」
テクノ依存症は機械みたいな人です。
OA化が進むにつれて圧倒的にテクノ不安症の人が多かったのですが、
最近では当たり前のようにあるコンピュータからテクノ依存症の方が多くなっています。
テクノ依存症は
コンピュータにのめり込んでいくあまり、
人間関係や他者とのコミュニケーションに
支障がでるものです。
考え方や感じ方が一般的なものと違ってきてしまい
Yes/Noの二者択一的機械的反応しか出来なくなってきます。
人のコミュニケーションで求められる
細やかなニュアンスをくみ取ることが出来なくなり、
「コンピュータであれば命令すれば文句も言わずに実行してくれるのに」
と現実でのやりとりにイライラが募り、
耐えきれずに孤立していくものです。
この間、不眠、食欲不振、頭痛、倦怠感などの症状が現われます。
テクノ依存症は日頃からコンピュータを触ることが多い人に多くみられ
もともと社交的ではなく人と話すことが苦手な人が陥りやすいです。
テクノ依存症を防ぐにはやはり「人との関わり」です。
仕事以外ではパソコンなどには触らずに、どこか出かけてみることもいいかもしれません。
まえだ治療院 院長 前田諭志