こんにちは、まえだ治療院です。
今回はずっと同じ姿勢でいてしまう「カタレプシー」についてです。
統合失調症の緊張型でみられます。
緊張病性昏迷と呼ばれるものがあり、
周りからの声掛けなどに全く反応を見せないもので、
その時の記憶は本人にはあることの方が多いのですが、
自分では反応することはできないで
固まってしまっている状態です。
その時体も硬くなっており、
針金の入ったおもちゃの人形のようになっています。
ですので、
誰かに手を万歳のように動かされると、
そのままの状態で
長時間ずっといれてしまいます。
これをカタレプシーと呼びます。
非常にまれではありますが、
さらに程度が強まると蝋屈症とも呼ばれます。
統合失調症のカタレプシーとは話は異なりますが、
みなさんは右手をずっと挙げ続けて
ギネス記録をとったインドの男性をご存じでしょうか?
1973年から右手を挙げ続けています。
1999年にギネス認定され、
右手はもはや自分の力で挙げているのではなく
関節が固まってもうその状態から(下げることも)
変えられないものになっています。
今でも男性がご存命であれば
記録は続いていることになります。
男性が右手を挙げて生活するようになったきっかけは、修行の一環だそうです。
まえだ治療院 院長 前田諭志