こんにちは、まえだ治療院です。
今回は作動記憶とも呼ばれる「ワーキングメモリー」
についてです。
人の記憶の種類の中の1つにワーキングメモリーが
あります。
ワーキングメモリーを聞いたことはあるでしょうか?
きっと馴染みのない言葉だと思いますが、
ただワーキングメモリーがないと、
とんでもなく日常生活に支障が出ます。
何かをしている最中にとどめておかないといけない記憶がワーキングメモリーです。
例えば「誰かとの会話」
誰かと会話が終わっても、その会話の内容を覚えているなら、
長く覚えているものは「長期記憶」
短期間なら「短期記憶」
一週間後の予定を言われたのなら「展望記憶」
と記憶の処理がかわりますが、
誰かと話している最中の記憶をワーキングメモリーと呼びます。
ワーキングメモリーはとにかく何かの最中の記憶です。
誰かと会話した内容をあとになって覚えていない
ではなく、会話の最中で忘れてしまえば
どうなるでしょうか?
会話は成立しないはずです。
例えば2時間ドラマ
事件があり、犯人捜しに物語があり、犯人逮捕
がある時に、どこかで「あれ?なんの話やっけ?」
となれば2時間ドラマ自体楽しめませんし
小説でも同じ、「あれ?なんでこの展開?」となれば
はじめから読み返さないといけなくなります。
ワーキングメモリーはとにかく何かの最中の時に必要な記憶です。
会話と二時間ドラマのようなその日に完結するもので例えましたが、
その場で、一日で完結しないものも含まれます。
連続ドラマのような
ドラマが終わるまでが一連のワーキングメモリーです。
「なんでこの展開?いつ恋人同士になったの?」
となればやはり楽しめないはずです。
ただワーキングメモリーも記憶が用済みになれば記憶をすぐに削除します。
ワーキングメモリーは
覚えておかなければならないことが、一時的に一定期間は記憶され、必要がなくなれば消去される記憶です。
印象深い話で無い限り記憶には残りません。
とにかくその間だけの記憶です。
「誰かに話したいな」と言う思い出話などは、
また違う記憶になります。
みなさんに質問ですが
ちょうど1ヶ月前なにをしてすごしていましたか?
では一週間前は?
昨日の夜ご飯は?
どうでしょうか?すぐに思い出すことが出来たでしょうか?
今必要のないことは記憶から消されていることが
大半です。
まえだ治療院 院長 前田諭志