こんにちは、まえだ治療院です。
今回は「脳のフィードバック・フィードフォワード」
についてです。
最近仕事なんかでも先輩にフィードバックしてもらう
なんて使い方したりもしますが、
人の脳にもフィードバック・フィードフォワードの機能があります。
簡単にはインプット(入力)とアウトプット(出力)の
意味です。
経験されたものが、脳で処理され、次同じようなことがあればスムーズに動けるようになっています。
今回は特にフィードフォワードについてお話できればと
思います。
日頃慣れた動作はもちろんですが、
例えば、階段を昇る時に
右足からあげて、足のあげ方はこんな感じで、筋肉はこれぐらいの力に調節しておいて、速さはこれぐらいで、
とわざわざ考えて一歩目を出すことはしていないと
思います。
でも階段は昇ることはできるはず
これは過去のフィードバックされたものを
フィードフォワードの機能が働くことで、
半ば自動的に行うことが出来ています。
大変便利な機能です。
これがないと、毎回初めての経験みたいになってしまいますし、動作のたびに考えて動くことになってしまいます。
ただフィードフォワードの機能にも弱点があります。
それは「思っていたのと違う」時です。
こんな経験ないですか?
お茶と思って飲んだらコーヒーだったみたいな
頭が困惑しますし、味もよくわからないですし、
むせ込んで、ついつい吐き出してしまった
みたいなこと
お茶だと思い込んでいるため、フィードフォワードは
お茶の口で待っていましたが、結果が違っていたために
脳が混乱した状態です。
脳だけではなく、もちろん体にも影響があります。
先ほど階段を昇ることを例にあげましたが、
日本のお城には、敵から攻められた時に備えて
ある工夫があります。
それは
階段の段差を変えていたり、段の幅を変えていたりと
調子よく階段をのぼっていった先の段差が急に高くなっていたり、段の幅が変わってしまうと
そこで足がもつれて転んでしまう仕組みになっています。
これもフィードフォワードされてスムーズに動いている時に、急に「思っていたのと違う」ために起こります。
また思っていたのと違うと言う状況は、
よくスポーツで起こります。
例えば球技です。
テニスなど、肘を痛めることも多いと思いますが、
「球を打ち返す」ことより「空振り」してしまった方が
肘を壊しやすいです。
球を打ち返すために用意されていたフィードフォワード
ですので、空振りする用には準備されていないことが原因です。
バレーボールをしている人が「風船バレー」などを
すると、いつもと球が違うため肩を痛めたり
メジャーの松坂投手も、ファンとハイタッチしただけで
肩を痛めたりと「思っていたのと違う」状況は
体を痛めやすいです。
思っていたのと違うを防ぐには、
何事にも身構えておかなければいけないことに
なるのですが、
「こんな可能性もあるかもしれない」
と少し思うだけでも全然違いますので、
スポーツされている方は、一度お試しください。
ただスポーツ外傷は、それだけで防げるわけでは、
ありませんので、日々のメンテナンスも
もちろん大切です。
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まえだ治療院 院長 前田諭志